4日・5日の天然氷切り出し・蔵入れに続き、今日は寒晒し蕎麦の引き上げ・乾燥の作業です。
気持ちのいいほどの快晴でしたが、冷え込みもいちだんときびしいものでした。
突き刺さるような冷たい水の中、一袋5キロもある蕎麦の実を引き揚げる作業。
冷たい水に1週間晒すことによって蕎麦の実のアク抜きをできるみたいです。
蕎麦を乾燥させるには標高800~900メートルの高地で日当たりと、風通しが良いところがこのましいとか。
朝夕の冷え込みで凍らせ、昼間の日差しで乾燥させることが蕎麦をより一層おいしくさせるみたいです。
トンボや熊手を使って蕎麦の実を均一に均していきます。
表面が乾燥したらほぐして、また均す作業を約1カ月間も続けるみたいです。
一連の作業を繰り返すことによって、蕎麦に含まれるルチン等の成分が増大し、美味しい蕎麦ができると四代目徳次郎さん。
この後は製粉をしてから氷室で保存し、製品になるのは春先になるそうです。
蕎麦が大好きな僕にとって貴重な体験ができました。
本格的な寒晒し蕎麦は、一度も食べたことがないので春が待ち遠しいです。
byでれすけ